2022/02/22 新基地建強行の現場から
名護市長選挙が終わってほぼ1カ月になる。沖縄は今年は選挙の年で、沖縄の未来にとって大きな影響がある年だ。今、天王山の沖縄県知事選挙に暗雲が垂れ込めている。それは今年になってからの名護市長選挙、南城市市長選挙のオール沖縄の敗北だ。とりわけ、名護市長選挙では、政府の再編交付金に分断された市民が、政府の画策に敗北した。今後、このような攻撃は強まるだろう。「どうせ反対しても国には勝てない」と嘆く市民は多い。ならば、「もらうものはもらう」と容認する人は多い。背に腹は代えられないと。その気持ちはわからないわけでもない。では、沖縄県民は基地を受け入れ、未来永劫基地の街として生きていくのだろうか?。基地のない平和な沖縄は夢物語なのだろうか?。沖縄戦は何だったのか。国策によって殺された人々にどう説明するのだろか。今生きている私たちの責務は大きい。思うに、基地のない沖縄のビジョンを高々と掲げ、生活が困窮している県民の腹にも落ちる展望を示さないと沖縄の未来は開かれない。それができるかできないか、沖縄県知事選挙の試金石だと考える。時間はない。 ヤンバルクイナより
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