2022/5/23 新基地建設強行の現場から
大浦湾赤土流失記録 寄稿 中村吉旦さん。
3月18日(金)
FBで確認すると、この日、初めて私たちが海保GB仮桟橋付近に赤土流失を確認しています。その頃は樹林が次々に伐採されていくことに頭がいっぱいで、迂闊にも、それほど赤土流出をそれほど認識していませんでした。すでにこの頃には、雨が降るたびに大浦湾に赤土が流出していたと思われます。当初3月17日としていましたが、最近になって、写真データを送信したスマホの日付等が、一日ずれて送信されていたことが確認されたため、改めて3月18日に訂正いたします。この日は前日から大雨が降り、名護市は各地で赤土の流失等がありました。安部の我が家のある市営住宅周辺も、上部にある畑から赤土を含んだ流水が大量に流れだして道路を埋め尽くし、一時住宅から車を出すことができませんでした。
5月5日(木)
連休最終日、雨が降っています。
5月6日(金)
朝まで強い雨。午前10時ごろ海に目をやると、赤土が流出していることを、その場にいた数人で改めて確認しました。そしてこれは大きな問題であることを共有しました。そのため、沖縄タイムス・琉球新報に連絡し、また沖縄県北部保健所にも連絡を入れました。
新聞2紙は昼頃に取材に来ています。また北部保健所の担当者も確認に来ましたが、そのころには海の色がほとんど元に戻っていたようです。そのため保健所の担当者から私の基に確認のTELが入っています。
5月7日(土)
沖縄タイムスに「大浦湾の赤土流出」の記事が載りました。
天候は晴れですが、海は赤土の流出が確認されています。なお、流出が確認できるのは大体午前10時過ぎとなっていますが、これは光線の関係です。10時以前は光の関係で海の色がよく確認できません。
5月8日(日) 雨。この日は確認していません。
5月9日(月)朝方まで雨。
濁水が確認されています。
この日沖縄県北部保健所の赤土担当C氏と面会し、5月6日の写真を提出。この日より海に濁りがあった日は逐次メールで写真を提供。担当者も現場を視認したり県環境保全課に連絡を入れたりしている模様。
5月10日(火)薄曇り。
濁水は確認できず。
ヘリ基地反対協が県と交渉。県が濁水問題で沖縄防衛局に立ち入り調査を求めたことが明らかに。
沖縄防衛局は濁水の工事起因を否定。「調整池を設置」としているがどこに設置したのか。もし工事が起因でないとしたらどこから濁水が発生しているのか?
5月13日(水)
確認できず 5月12日(木)雨。濁水。
5月13日(金)曇り。濁水。5月14日(土)雨。濁水。5月15日(日)
確認できず。
5月16日 雨。濁水。 5月17日(火)雨。濁水。
5月18・19日(水・木)両日とも晴れ。両日とも濁水は無し。
5月20日(金)大雨。これまでで最大の濁水の広がりが確認された。
第4ゲート脇の谷底には、流水が絶えることはない。伐採直後はあまり流水は見られなかったが、今では沼のような状態になっている。工事現場では辺野古弾薬庫ゲート方面からの流水を処理するため、太いパイプを2本設置し、第4ゲート下まで流水を誘導をしている。また雨が降ると、辺野古弾薬庫方面から大量の流水があり、両方の水がゲート下の谷間東端にたまる。ここからは以前より、谷間に流れ込んでいた流水を海に流すため、GB仮桟橋に向けて暗渠が設けられているというので、その暗渠を通って濁水が海に流れ込んでいると思われる。大規模伐採が行われるまでは、今ほど大量の流水は発生せず、また濁りもなかったのではと推測される。5月20日(金)の大雨の日には第2ゲート付近の丘からも大量の赤水が流れ出していた。この付近もあらゆる地点で伐採や工事が行われている様子。そのために20日には赤い大量の流水があったと思われる。沖縄防衛局は濁水は工事とは関係ないといぅっているが、ではどのような原因で濁水が海に流れ込んでいるのか?