2023/08/06 新基地建設強行の現場から
原爆の日 寄稿 KANちゃん
6日の原爆の日に、松井広島市長は「核抑止論が破綻していることの直視と核抑止論からの脱却」を訴えた。湯崎広島県知事は「核抑止論者が核軍縮の歩みを遅らせている」と主張した。ところが岸田首相は、あいさつで5月の出されたG7広島サミットでの広島ビジョンを誇り、その後の記者会見で「まず国の安全保障を万全にしてから核兵器のない世界という理想に近づける」と釈明した。なんというロードマップだ。相手より力を持てば、相手はそれを上回る力を持つに決まっている。それがわからないのだろうか。核の力を頼る安全保障では万全という時は来ない。核兵器という力に頼るのではなく、松井広島市長が訴える「信頼関係に基づく安全保障体制の構築のへの」ロードマップが重要だ。ところが今の日本は「平和外交」を忘れている。力が一番と思って、琉球列島に自衛隊を配備し、防衛費の増額を企んでいる。ああ、愚かなことだ。為政者ではなく「偽政者」が日本を動かしているのか。
