知事の不承認を支持する住民の抗告訴訟
第8回口頭弁論に結集を!
去る5月15日、辺野古埋立承認を巡る「知事の撤回を支持する住民の抗告訴訟(2019年提訴)」控訴審で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は、4人の住民の原告適格を認める判決を下しました。原告適格を否定した一審判決(福渡裕貴裁判長)を全て取り消し、那覇地裁に差し戻す判断を行ったのです。「周辺住民に訴える資格あり」という、極めて当たり前の判断を勝ち取るのに5年を要しましたが、ようやく、埋立承認を取り消した国土交通大臣の裁決の違法性を問う実体判断への道筋が開かれたのです。門前払いの不当判決を重ねてきた司法にも「良心」が残っていたことを感じさせる画期的判決でした。
2022年8月、那覇地裁に提訴した「知事の(設計変更)不承認を支持する住民の抗告訴訟」は、前訴訟と同じ福渡裁判長のもとで第7回口頭弁論まで審理が行われ、4月の異動で新裁判長に交替しました。国はこの訴訟においても、原告適格なしとして門前払いを求めてきましたが、高裁が原告適格を認めた4人も原告に含まれており、片瀬亮・新裁判長が高裁判決を受けてどのような訴訟指揮を行うのか注目されます。
今回の高裁判決が切り開いた地平を守り、よりいっそう広げるために、多くの皆さんが傍聴され、審理を見届けてくださるよう呼びかけます。
日時 : 5月28日 (火)
13:30 那覇地裁前城岳公園集合 13:40頃 傍聴整理券配布(配布にならない場合もあります)
14:30 第8回口頭弁論(那覇地裁101号法廷) 原告意見陳述:金城武政
終了後、報告集会(城岳公園)
訴訟原告団(団長・東恩納琢磨 連絡先:090-7586-3348浦島)/辺野古弁護団