2023/12/29 新基地建設強行の現場から
12月26日の沖縄タイムスの社説でパンドラの箱があいた。パンドラの箱は様々な災厄が詰まった箱で政府はその箱をあけてしまった。今後、対立と混迷が深まるのは確実と。昨日、辺野古の基地建設で国が代執行を行使した。国が自治体の法定受託事務を代執行するのは史上はじめてだと。大浦湾の工事が来年の1月12日ごろから着工されると。ふりかえると、政府はありとあらゆる法律を無視し、県民・国民にウソをつき新基地建設をすすめてきた。オスプレイの配備しかり、軟弱地盤、耐震設計、環境破壊等挙げればきりがない。今日の新聞報道によると、代執行に絡んで、岸田首相は普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現し、県民の負担の軽減に全力で取り組むと述べたと報道されている。言葉がこれほど軽く、政治とはウソをついて国民をいかにたらしこむか。政治とは、利権の漁りだと白日の下に明らかにしている。政治不信はますます深まるだろう。それゆえ、今後の運動のカギは、無関心な人たち?、無党派の人たちが沖縄の問題に関心をもって、又、県民の中にあきらめや絶望している人たちに運動の光を示すことが大切だと考える。今後の運動は、重心を下に、大衆的な運動を粘り強く、ひざ詰めで語り合う。沖縄の未来をどうする。子供や孫の時代まで、基地を押し付けられて良いのだろうか。とことん語り合うことが大切ではないだろうか。追い詰められているのは政府だ、だから禁じ手の代執行までやらざるを得ない。焦ることはない。時間は無駄に流れていない。今こそ、じっくり腰を据えて闘う。いつも現場で頑張っている人が語っていたことが印象的だ。政府が粛々と作業をすすめるならば、私たちも淡々と座り込む。その通りだ。1997年からの辺野古の座り込み、歴史は無駄に流れていない。年の瀬に来年が県民にとって良い年でありますように。ヤンバルクイナより
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