7月2日㈫ヘリ基地反対協と海上メンバーは沖縄県と沖縄防衛局に申し入れを行いました。沖縄県には多くの方が参加し、サンゴの移植に関して、監視活動含め防衛局の採捕の許可の撤回を要求し懇談しました。午後2時からの防衛局交渉にも多くの方が参加しました。サンゴ移植、女性暴行事件、米軍の演習、安和桟橋での事故など30分ではできない内容でしたが、厳しい抗議の声に防衛局は準備した文書を読むことに終始。一体どこの政府なのかと怒りの声が上がっていました。
沖縄防衛局長 伊藤晋哉 様
ヘリ基地反対協議会
(共同代表・仲村善幸/浦島悦子)
米兵による少女暴行事件に満腔の怒りを持って抗議する!
去る6月25日、嘉手納基地所属の米海軍兵による未成年の少女への性的暴行事件(昨年12月)が明らかになった。79年前の沖縄戦から米軍政下は言うに及ばず、日本復帰後も米兵による強姦や性的暴行は、県民の怒りや強い抗議にもかかわらず繰り返されてきた、人としての尊厳と人権を踏みにじり、時には命をも奪い、長年にわたって心身を蝕む性暴力は、軍隊と切っても切れない関係にある。
事件発生から半年、米兵の起訴から3か月も事件を隠蔽し、沖縄県議選後、県に対して情報提供されたことは、政府に対する沖縄県及び県民の不信をいっそう強めるものである。
軍事基地と軍隊がある限り性暴力はなくならない。また従属的な日米地位協定がある限り、米軍のやりたい放題は止められない。
沖縄防衛局が掲げる「安全保障」は、軍事基地の集中する沖縄県民・住民にとってはまず何より、そこから生じる事件や事故、人権侵害を未然に防ぐことである。
私たちは、今回の事件に満腔の怒りを持って抗議するとともに、これを最後とするために、建設が強行されている辺野古新基地を含めすべての米軍基地の撤去を要請する。