2022/10/22 新基地建設強行の現場からもう、 寄稿 神奈川 かんちやん
東日本大震災の震災遺構を尋ねた。津波の破壊力、エネルギーに圧倒された。多くの方が亡くなり、いまだ行方不明の方も多くいる。涙なくてはいられない。福島では、原発災害が起き、住まいを追われ、自分が生まれ育った地に戻れない現実がある。しかし、政府は福島のことはもう忘れたのだろうか。ロシアのウクライナ侵攻が起き、石油高騰、エネルギー不足で、原発再稼働を叫ぶ。脱炭素化で、次世代型原発建設を持ち出した。政策失敗で円安になると、なんと「原発再稼働は円安を和らげる」とまで言い出す。政府は、再稼働、運転延長・上限撤廃、そして次世代型原発建設の3本柱を推進しようとしている。今の政府は、福島の原発災害を忘れ、どさくさに紛れて何でもやろうとする原発カルト政府だ。
オール沖縄の精神とは 平和を願う県民の心。
那覇市長選挙が激しくたたかわれている。オール沖縄の使命はおわったとオール沖縄のある市長が選挙のさなかに相手候補の支援に回った。しかし、特に驚くことではない。もともと、そのような思想を持っていなかったことである。オール沖縄とは、辺野古新基地建設を巡って、これ以上の基地はいらない。日本政府の不条理と不正義に対するノーの県民の熱き思いである。オール沖縄の源流は、1996年SACO合意の後の名護市民投票 (1997年)にあると考える。いや、振り返ると、国策によって沖縄戦で失われた無垢の人々の無念の想い。平和な沖縄の時代に生きたかった。あなたたちに託したよと、呼びかけるあの世からの声。そのあと押しに推された戦後の県民のたたかい。事件、事故、犯罪に抗議する県民の抗議の声、命こそ宝、基地のない平和な沖縄。そのような、県民の熱き思いがオール沖縄の精神と考える。基地を押し付ける人達と手を組んでルビコン川を渡った人たちに沖縄の未来を語る資格はない。いずれにしても、県民の厳しい審判を受けるだろう。沖縄県民は不屈だ。県民の良識を信ずる。飛びたい、ヤンバルクイナより