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№457 沖縄はどこへいく!

2022/04/06 新基地建設強行の現場から

 本日沖縄防衛局に、下記の要請文の内容で、約30人の県民が抗議・要請に参加した。政府は、常日頃、県民に寄り添うといいながらやっていることは真逆のことをしている。日本政府のいい加減さに腹が立つ。辺野古新基地建設のK8延長工事を粛々とすすめている。民意を無視し、新基地工事をすすめる日本政府。一体、沖縄県民の命とくらしをどのように思っているのだろうか。つくられた作文を読み上げるだけの対応。これで本当に県民の命とくらしが守られるのだろうか。この国の将来を憂う。

 4月4日の辺野古抗議行動、山さん提供写真。海上行動の写真すべて

沖縄防衛局長・小野功雄 殿

        ヘリ基地反対協議会(共同代表・豊島晃司/仲村善幸/東恩納琢磨)

         新基地建設に伴う自然破壊に抗議し、中止を求める要請

 

沖縄県が貴局による大浦湾の軟弱地盤改良のための埋め立て変更承認申請を不承認とし、すべての工事の中止を求めている中で、貴局が3月28日、K8護岸の延伸工事に強行着工したことに強く抗議します。 また3月2日には、K8護岸近くにおいて、ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボーが、明らかに人為的に切り取られたハマサンゴ約100体が散乱しているのを発見しました。複数メディアの問い合わせに対し、貴局は「移植に向けた仮置き」「自然に崩落したもの」等と回答していますが、極めて不自然にしか思えません。一方、この間、キャンプ・シュワブ第4ゲート周辺において、米軍施設再編工事及び新基地建設に向けた美謝川切替工事のための大規模な森林伐採・整地作業が行われています。重機で根こそぎなぎ倒すような、見るに堪えない乱暴な手法への怒りに加え、同ゲートは急カーブの続く国道沿いにあり、車両の出入りや通行の際、いつ重大事故が起こるかもしれない極めて危険な場所です。現在、キャンプ・シュワブとして運用されている土地および訓練水域、すなわち一帯の山と海は、太古の昔から地域住民の命と暮らしを支えてきたかけがえのないものです。辺野古・大浦湾海域は世界的にも稀有の生物多様性を誇り、森林は希少種を含むヤンバルの自然植生を残し、森林法に基づく地域森林計画対象森林にもなっています。地球環境が危機に瀕している中で、これらの自然を残していくことは次世代に対する私たちの義務です。それは生物多様性条約に加盟する日本政府の義務でもあるはずです。以上に鑑み、私たちは次のことを強く要請するとともに貴局の説明を求めます。

               記

  • K8護岸の延伸工事を直ちに中止すること
  • サンゴ散乱の経緯、理由、貴局の対応・対策について納得いく説明と作業内容を公開すること
  • 第4ゲート周辺の工事についての経緯(名護市や沖縄県との協議も含む)、今後の予定について説明すること
  • 第4ゲートの危険性(工事中、及び完成後の大型車両の出入り)について、どのように認識しているか
  • 第4ゲート付近の工事、新たなゲートの設置を中止すること
  • 生物多様性条約批准と、辺野古新基地建設工事という政府内の矛盾をどう考えるか
  • 安和、塩川の新基地建設のための工事を中止すること
  • 大規模な自然破壊を伴う辺野古新基地建設工事を中止すること   

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