2022/06/10 新基地建設強行の現場から
沖縄タイムスのジョン・ミッチエル特約通信員の「基地と麻薬」の記事を注目して読んでいる。米軍がベトナム戦争を繰り広げていた時、沖縄が東南アジアと米本国を結ぶ麻薬密輸ルートの中継拠点だったと。沖縄では、大麻、ヘロイン、LSDなどが扱われたと。密輸の拠点だげはなく、海兵隊の北部訓練所近くで栽培、製造されていたと。米兵の遺体にヘロインを隠して密輸したりしていた。空軍の18％以上が薬物に汚染されていたと。核要員も薬物汚染。米軍の憲兵隊員も強盗していたと。ベトナム戦争で軍が薬物乱用を容認し、使用者を罰しなかったのは、「正常な感覚では戦争を遂行できず、戦場にとどめるためにも、薬物の服用が必要だった」と報道されている。基地は戦争と犯罪の温床だといわれるがその通りだ。ただでさえ、基地の中に沖縄があるといわれるのに、それでも辺野古に新しい基地をつくるというのか。基地は諸悪の根源なのに、選挙では経済だ、生活だと候補者が選ばれることが本当に県民のためになるのだろうか。アメとムチにだまされ、奴隷になれというのか。奴隷が奴隷になっていることの自覚もない。奴隷なりの生活に慣れきっているのか。ヤンバルクイナも泣いている。
