2024/01/11 新基地建設強行の現場から
1月10日正午過ぎ、2台のショベルカーで大浦湾の埋め立て作業が開始された。1万3000坪の作業ヤードをつくる捨て石を投下した。沖縄県は事前に協議をと要請していたが作業ヤードは事前協議の対象外だと政府は突き放した。岸田首相は、「普天間の危険性除去のため辺野古新基地建設は必要だと、今までも丁寧に県民には説明してきた」と。本当にそうなのだろうか。ウソで塗り固められた新基地建設。日米両政府が考えていることは、普天間も使用し、辺野古も使って、沖縄を軍事要塞の不沈空母にすることだ。台湾有事を煽り立て、軍事産業に巨額な利権をもたらし、一気に日本の民主主義と地方自治を破壊し、戦争する国をつくることではないだろうか。私たちに求められていること。沖縄問題を全国の問題に、国民の民主主義と平和を守る闘いの核に。今、県民の中にあきらめもある。だからこそ県民の心に火をともそう。もっと大きく。沖縄の未来をまもれ、日本の未来の先駆けになれと。 本土の人にとって沖縄は観光の島で、海がきれいだねえと。それだけの島なのか。つまり沖縄の苦悩はよそ事なのか。今、日本の民主主義が危機に瀕しても、震災で大変なのに、巨額の税金を湯水のように海の投げ捨てる日本。いつまでも牙を抜かれた民衆として存在し続けるのか。悩ましい年明けだ。ヤンバルクイナの嘆き