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№435 闇は続くのか?

2021/2/1 新基地建設強行の現場から

 1月23日投票・開票の名護市長選挙は新基地建設反対をかかげたオール沖縄の候補が14439票を獲得したが、相手候補に敗北した。相手候補の獲得票数19524票。選挙の構図は、相手候補は自民・公明の政権政党に推された候補。岸本候補はオール沖縄の候補。選挙戦は沖縄北部の小さな街の大きな闘いだった。 何かあると「辺野古唯一」を掲げる日本政府。思考停止をして抑止力の名のもとに、コロナ禍の中にもかかわらず、がむしゃらに辺野古新基地建設をすすめている。そこには、県民の負担の軽減を掲げながら、一途に大企業・ゼネコンの利潤追及の走狗となった日本政府の哀れな姿がよく見える。選挙後、多くの方から聞いた言葉。「お金に負けたのかね?」 地元のマスコミは「基地には反対だが、辺野古移設が止まらない苛立ち、失望だと。辺野古阻止より、今ある暮らし」と。確かにそうだろう。コロナ過の中で、庶民の暮らしは厳しい。当面の安定した生活を望む。思考力をめぐらすと、大企業本位の政治の貧困が今をつくっているにも関わらず、庶民は首を絞める政党を支持する。この現実にいら立つ。見えない仕組みを巧妙につくって庶民をだましていく。選挙結果は基地受け入れのための再編交付金で、保育料、給食費、医療費の3つの無料化を実現した現市長を名護市民は選択した。選挙の2年前、保育料が名護市は無料になったからと、近隣市町村から若い子育て世代が、移住してきたと話していた知人がいた。本来、子育て支援は、政治のやるべき取り組みだと思う。民意を踏みにじって、子供の将来を奪う基地建設は断じて許せない。基地建設現場の漁民が、「私たちも基地には反対だ。しかし、国には勝てない、どうしょうもない」といっていた悲痛な言葉を思い出す。基地こそ沖縄経済発展の最大の障害にもかかわらず庶民は騙され続けていく。いつまで騙され続けるのか。闇は続くのか?    ヤンバルクイナより

  

米軍基地の外出解除に怒りを覚える 寄稿  神奈川  かんちやん

お正月過ぎから増えてきた新型コロナの新規感染者数が徐々に下がってきている。しかし、まだ気を緩めることができる数ではない。なのに米軍基地の外出制限が解除された。また沖縄をコロナで苦しめるつもりなのか。玉城知事は外出制限期間の再延長を求めている。新聞によると、防衛省幹部は制限緩和は当然だと言っているそうだ。何を根拠にそう言えるのか。また基地のゲートからマスクなしの米兵が溢れだすのかと思うと怒りを覚える。外務省幹部は、米軍も一生懸命やってくれたと宣うた。日本は独立国である。なんで米軍に気を使っているのか。

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