2023/11/06 新基地建設強行の現場から
「国による代執行を許さない!デニー知事と共に地方自治を守る県民集会」寄稿 豊里友行
沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する、代執行訴訟で係争中の玉城デニー知事を支持する「国による代執行を許さない! デニー知事と共に地方自治を守る県民大集会」(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が2023年11月5日、北谷町の北谷ドーム(Agreドーム北谷)で開かれた。▼1995年の少女暴行事件から1996年の激動の沖縄県名護市辺野古への新基地建設案の浮上までを私は、思い出す。沖縄県民1人1人、今ならば日本国民1人1人の問題として沖縄に押し付け続けている米軍基地・自衛隊基地の問題。この沖縄の犠牲のもとに日本が平和であるといういびつな日本国家の現状は、誇るべき平和憲法の空洞化を招いている。▼日本国憲法 前文を改めて私たち人類の弛まない努力を担うことを熟考したい。「 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通 じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との 協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす 恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起る ことのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に 存することを宣言し、この憲法を確定する。」▼沖縄の犠牲のもとに国家が成り立つという日米国家のゆがんだ構造を今こそ日本国民1人1人が先ずは姿勢を正すべきだろう。集会アピールにある「私たちは国による代執行を許さない!デニー知事と共に地方自治を守るため、沖縄とこの国の未来を担う子や孫たちのために最後まで奮闘する!」ということを日本国民1人1人が背負う問題にしないといけないのではないか。