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№476 憲法記念日に思う

2022/05/04  新基地建設強行の現場から

憲法記念日   寄稿  神奈川 かんちゃん

 5月3日は憲法記念日だ。戦争を放棄した世界に類の見ない平和憲法である日本国憲法が施行された日だ。日本国憲法の前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」とある。しかし、岸田首相は東南アジアを歴訪し、各国に対して戦争に巻き込もうとする外交を展開している。日本がやるべきことは、圧力をかけ、力で相手を屈服させるように誘う外交ではなく、対話による平和外交を一緒に行うよう誘う外交ではないのか。今、平和憲法を改悪しようとする動きがある。朝日新聞の調査では、憲法第9条について33%の人が「変えるほうがよい」としていて、昨年の調査より増えている。外圧の脅威をあおる政府や自民党の策略にはまってしまっているのだろうか。平和憲法堅持を訴えていた政党も、自民党に取り込まれ態度を変えていっている。平和は戦争を起こさなければ実現できないのだろうか。徹底した外交努力こそが平和をもたらすのではないだろうか。外交努力もせず、憲法を改悪し、力でもって平和をもたらそうとする今の政権は、戦前の政府と同じではないか。もう平和の2文字を忘れてしまっているのだろうか。

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