2023/10/3 新基地建設強行の現場から 9月28日実施 寄稿 浦島悦子
今回の「辺野古塾第9回(ゲート前にて、木曜・不定期)」は、8月24日&9月4日の最高裁による沖縄県敗訴の不当判決をどう受け止め、今後のたたかいをどう作っていくか、をテーマに、うるま市島ぐるみ会議代表&元沖縄国際大学教授の照屋寛之さんにお話しいただきました。木曜担当のヘリ基地反対協ほか、木曜日に集う各島ぐるみ会議が共催し、80人が参加。照屋さんは「最高裁不当判決許すな!~国の横暴を許すな!沖縄は憲法番外地か~」と題し、1時間にわたって持ち前の熱弁で聴衆を魅了しました。
照屋さんは、国による行政不服審査法の乱用、国民の最後の拠り所であるべき裁判所の堕落を厳しく批判しつつ、「どんな判決が下されようが民意は埋め立てられないし、反対運動を潰すことはできない」「分権改革で国と自治体は対等になったにもかかわらず、現実は改革以前と同じ。国地方係争処理委員会は国の御用委員会に堕落し、民主主義はメルトダウンした」と語り、「辺野古が唯一の選択肢」と繰り返す日本政府に対して、米国の関係者は「沖縄県民の反対が根強いことは明白」「別の方法を見つける必要がある」「辺野古移設はやめるとき」「この問題は政治によって動かせる」等と語っていることを紹介しました。
最後に、「主席公選、教公二法などの闘い、全軍労闘争、祖国復帰運動など、沖縄県民の権利獲得の歴史を教訓に、不当判決を断固拒否し、構造的差別を後世に残させないよう闘い抜こう‼」と呼びかけました。
照屋さんのお話にはいつも元気をもらいます。ありがとうございました。
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