2024/04/02 新基地建設強行の現場から 寄稿 かんちやん
政府は南西諸島に自衛隊基地やミサイル部隊の配置を進めている。さらに「特定利用空港・港湾」と称し、有事拠点として全国の合わせて16の空港と港を指定することを決めた。防衛力強化のため自衛隊や海上保安庁が利用できるようにするためだ。「特定利用空港・港湾」と言っているが、以前は「特定重要拠点」と言っていた。言葉がきつく軍事利用が見え見えなので言葉を柔らかくしたようだ。しかし自衛隊が利用できるなら次に米軍が利用してくるということだ。米軍は日本のどこにでも基地を造れる。しかし、今の世の中あからさまに基地建設はできない。そこでまず自衛隊や海上保安庁が時々利用しますよと言って、「特定利用空港・港湾」を指定した。いよいよ日本列島の軍事化が始まったのだ。40年以上前に当時の中曽根首相が訪米した際に日本列島を「不沈空母」とのたまわった。岸田首相は国賓で訪米する。お土産として「日本列島米軍基地化」とでも言いに行くのだろうか。恐ろしい話だ。